一応資料まとめてみました。
さすがに結構ネット上には記述ありました。
種名 サツオミシマ
Ichthyscopus lebeck sannio Whitley,1936
綱目 硬骨魚綱
Osteichthyes
目名 スズキ目
Perciformes
科名 ミシマオコゼ科
Uranoscopidae
属名 サツオミシマ属
Ichthyscopus
分布 ■琉球列島をのぞく南日本、東シナ海。台湾、オーストラリア。
特徴 ■背鰭は1基、胸鰭基底の上方に大きな皮弁があり、体側背方と背鰭に白色斑点がある。頭と体が側扁し成長すると高くなる。眼は小さく頭部上方の前方にある。上下の唇にはひだになった深い溝が発達している。珍しい魚だが、その特異な容姿により間違えない。
■砂底に体を隠してしまい。上を向いた口から呼吸水を取り入れ、胸鰭上方の大きな皮弁下を通して砂の上に噴出する。
■小西英人
出典 http://fishing-forum.org/zukan/
上記出典では種名は「Ichthyscopus sannio」と書かれていますが、正式名称は「Ichthyscopus sannio Spotcheck stargazer」らしいです。
出典http://filaman.ifm-geomar.de/Summary/SpeciesSummary.php?id=23561
砂に潜って全身を隠し、口と目だけ出して上をうかがっている様子から「Spotcheck stargazer 星をうかがう物」とは顔に似合わずロマンティックな名前です(笑)
ちなみにミシマオコゼ科となっていますが、オコゼの仲間ではなくスズキ目の魚らしいです。
魚英のお父さんが教えてくれた「オコボ」は地方名で、他にエダアンコウ、オトコサカンボ、ガンコ、キハッカク、ムシマ、ミシマフグ、ムシマフグ等と呼ばれているそうな。
ちなみに「ミシマ」や「ムシマ」と呼ばれる所以は淡路島南の沼島で良く取れたからと言う記述を数回見かけました。
釣りブログのお友達壱号さんからの情報です。地元情報!
淡路島には「沼島女郎」という伝説があり、そこにこの魚が出てくるとのこと。う〜む伝説の魚だったとは・・・。
http://www.awaji-is.or.jp/numa-jhs/11sougou/1999/93mukashi/32jorou/index.htm
壱号さんサンクスです!
ミシマオコゼに関する一番詳しい記述はここ
http://www.k3.dion.ne.jp/~bunkyo/shizenshi/gallery_image/g060610_machida_mism_okoze.htm
食べた話を総合すると「ミシマオコゼ」は堅くて美味しくなくカマボコの原料にすると書かれているのを多く見かけますが、何故かその中の1種である「サツオミシマ」は旨いと言う記述が多いです。
現にヌッシーが食べた感想も「旨い」でした。臭いがきつかったのはやはり海苔棚下であったからと思われます。
ちなみにミシマオコゼの仲間の漁獲高のうちサツオミシマが占める割合は0.1%以下とのことですので、やはりかなり珍しい魚であることは間違いなさそうです。