先日釣れたえべっさん
(コブダイの事を明石界隈ではえべっさんと呼ぶ・明石タコ検定でも出題されるぜ!・カンダイってのは関東での呼び方らしい)

えべっさん1

60cm位の平均サイズです

しかしこのえべっさんは釣り人には大変不人気の魚
特に船釣りでは鯛の外道として散々な仕打ちを受けることもしばしば
食べてもマズいだとかよく聞きます

しかし食べたことある人に聞くと意外にも「十分食べられる」とか「ある意味旨い」等聞くこともアリ…
どっちが本当?
こりゃいつも通りヌッシーが食べてみる以外に無いでしょう!

ただ一点だけ難点が…
こいつは磯の魚なので磯の虫だらけなんですよね…
体長5mm程で透明なカブトガニみたいな形のヤツ
(磯の魚には良く付いてますよね)
知らずに魚を触ろうとすると魚の体表の「水滴」かと思っていた物がスススゥゥ〜っと動くのでびっくらこきます
それが結構な数付いていまして…

そのまま持ち帰ったら家族が卒倒必至!

1匹づつ除去も出来ないのでクーラーに海水氷作ってその中へドボン!
帰りの車内で海水氷〆で取れるかどうか実験
駐車場に着いてから見てみると見事に外れていたのでクーラーの中の水と一緒に抜いて持ち帰り
やれやれ〜

帰宅後早速下処理に取りかかります

まずは鱗を取って…
って、身がブヨブヨ過ぎて鱗取りの衝撃を吸収してしまうためになかなか鱗が取れません(爆)
脂肪が付いたレスラーに打撃が通用しない感じです
四苦八苦して鱗取り

続いて頭と内臓を除去

えべっさん2

話によると頭はあら炊きにするとゼラチン質が旨いらしいのですが、今回は面倒臭いのでパス

ここから2枚におろします
要するに骨の付いた半身と付いてない半身です

今回のメニューは味噌漬けあんかけ
何しろベラ科のえべっさんはベラと同様メチャクチャ水っぽいんです
そのまま塩焼きにしてもベチャついていてイマイチだとか
同じベラ科でも甘鯛は塩焼きで美味しいのにねぇ

骨の付いている方は適当に切り分けた後で味噌漬けにして保存

えべっさん3

もう片方の骨の付いていない方は…
(身はプリプリの美味しそうな白身です)

えべっさん4

醤油(我が家のははなまるマーケットで人気のしそニンニク醤油です)と酒で下味付けて一晩冷蔵庫保存

えべっさん5

それを次の日に唐揚げにしてからあんかけにして出来上がり!

えべっさん6

おお!旨いじゃないか!
予想よりも断然旨いです!
特に皮がパリッとして好食感
身は良くも悪くも「白身」
特に変なクセも独特の旨みみたいなものは無いですが、美味しく食べられる白身の魚です
ホント良くも悪くも「白身の魚」なんですよね

ただ今回は2枚におろした物をそのまま切り分けたのですが中骨が結構太くて煩わしかったので、次回は中骨は取った方が良いかも

この食べ方なら身持ちも良くて食べやすいです
やるじゃないか!えべっさん

ヌッシー家でも大変好評で「次回以降も釣れたら持って帰れ!」と指示されました
(まぁあの虫は見せてないからねぇ)

 

もう片方の身は味噌に漬けて4日寝かした後で準備完了

えべっさん7

味噌漬けはどないかな〜〜♪

どれどれ…

ふむふむ〜

う〜ん、これは…

 

サワラや鯛やマナガツオとはまた違った味噌漬けです(当たり前)

う〜ん何て説明しようかなぁ〜

身はプリッとした白身(当たり前)
激あっさりです
皮と身の間が美味しい
味噌の味は4日漬けたのに身にあまり浸透しない

有り体に言えば普通の白身の魚です
グハッ!伝え聞いてたインプレそのまま言っちまったよ!(爆)

特別メチャ旨い訳でも無いが、さりとて捨てるほどマズい魚でもない
別段持って帰るのが面倒でなければ持って帰る価値はあると思います
何より1匹からかなりの量の身が取れるために晩ご飯の材料としては優秀です
刺身等の生で食べる魚でも無いので結果的に後日食べられる事になるのも便利です

折角釣り上げたんだから食べましょうね〜
(リリース出来ない状態になること多いし)

今度から釣れたら積極的に持って帰ることにします!

ベルモント(Belmont) ウイング ウロコ取り ベルモント(Belmont) ウイング ウロコ取り

ウロコ取り要るでしょ?
持っとくと便利!

ベルモント(Belmont) 飛び散らないウロコ取り ベルモント(Belmont) 飛び散らないウロコ取り

こんな便利な物も出てます
ウロコは悲惨に飛散するからねぇ〜