ヌッシー疑似餌同好会

カテゴリ: ケイムライト考察

昨年来実証実験を繰り返しているケイムライトです
この所急にケイムラ関連商品がにわかに脚光を浴びてきていますが、ことルアーフィッシングに関して言えば「高い効果」「効果の持続性」「固いものへの塗りやすさ」から見て圧倒的にケイムライトの効果が高いと感じています

ヤリエ ケイムライト・マニキュアタイプ ヤリエ ケイムライト・マニキュアタイプ

人気急上昇中のケイムライト
使い方にはコツがあります

【捕食の仕方による効果の違い】

特に何度も当ブログで取り上げているとおり歯物(噛みつく魚)に対する効果は凄まじいものがあり、中でも今年に入ってから何度も狙っているサワラに関しては間違いない結果を生み出しています

昨年はタチウオでも高い効果を発揮しました

反面、青物(ハマチ類)ではケイムライト使用と未使用でそれほど隔たった効果を実感出来ていないのも事実です

この差は何?

厳密に言えば魚に聞かない限り判らない問題ですが、やはり捕食の仕方によって頼りにする感覚器官が違うと言うことでしょう
判りやすく言えば「視力」を頼りにしているかしていないかと言うことです

例えば青物なんかの場合…
捕食はベイトの周囲の空間(海水)ごと丸飲みです
これだとそれほど細かい照準を付けなくともアバウトなターゲッティングで捕食出来ます
別段それほど視覚に頼ることも無いのでケイムライトに惹かれる度合いも低いと推測できます(後述しますが全然効果が無いと言うわけではありません)

吸い込む魚

シーバスなんかもこれに相当するかもしれません

 

対して歯のある魚(噛みつく魚)はベイト本体に自分の歯が触れないことには捕食出来ません
この場合はパトリオットミサイル並の命中精度が必要となり、測線等のアバウトな感覚器官ではなくやはり視覚によって命中するまでの追尾システムに頼る必要があると考えられます

つまり視覚に頼っているぶんだけケイムラに惹かれてしまう度合いが高いと推測されるわけです

噛みつく魚

もしかしたら鯛類なんかもこの種類に属するかもしれません

 

【海況による効果の違い】
自らが発光するものではなく太陽なり蛍光灯なりの紫外線反射で発光するという塗料の性格上、圧倒的に晴天ピーカンの方が効果は高いです

グロー塗料の上にケイムライト塗布のジグも作成して持ち込んではいるのですが、今のところ出番が無いので実証出来ていません
これで効果があればいつでも最強なんですが…

 

【効果的な使い方】
これが最近の実験の一番のミソでして…
正直あんまり言いたく無いのですが…

 

 

 

まぁあくまでヌッシーの実験によるものですが…

 

 

 

まぁ後から他のメディアで「俺が見つけた」等、先に言われるのも癪ですし…

 

と言うわけでケイムライトの塗り方ジグ編「ヌッシーの場合」

どうも全体へべた塗りするのは効果薄のようです
理由はハッキリしませんが色々あるカラーバリエーションの一つ位まで効果が落ちる感じがしています

ヌッシー的に一番効果があると感じられるのは
「バイトマーカー」としての使用です
ジグの中で任意の位置へバイトを誘導する利用法です

つまり「どんな時でも強引に魚を寄せる効果」は無いと言うことです(当たり前ですが…)
基本は「魚の近くにジグを通す」こと、そうした場合に魚に何か「?」と思わせる効果があるかどうかで釣果に差が出る場合があると言うことです

例えば下の写真は今年に入ってから散々サワラ類を釣り上げたヒラジグラですが…

フロントフックの場合

バレやすいリアフックよりもバレにくいフロントフックに食わせたいのでジグの中程、針のフトコロ辺りに帯状に塗っています(ハリスはザイロンです)
これだとかなりの高確率でフロントフックに掛かってきます

一方実験的にリアフック周辺に帯状に塗った同じジグでも試してみましたが、案の定リアフックへのヒットが多く、バレも多発しました

注目すべき事としてはサワラ類が多い時はラインを噛み切られたり、あるいは噛み切られたりするまででなくともリーダーがささくれたりするものですが、ケイムライトを塗ったジグを使うとラインへのアタックが皆無だと言うこと

ジグへの誘導性が高い事の証明の一つといえます

おかげで今年に入ってからサワラ類を15匹程(バイトはもっと沢山)殆どこのジグ1個で掛けてますが歯形でボロボロになっても無くなってません(笑)

タチウオ用のジグはリアフック周辺へ同じく帯状に塗っているのですが、これもリアフックへ集中的にヒットしてジグが無くなりません

 

歯物に比べてケイムライトの効果が薄い鰤族ですが、ロングジグの両端に塗ってみたところ「バイト=ヒット」のケースが多いです
ロングジグ特有の「なんか当たってるけどなかなか乗らない」って感じが少ないです

写真は今年のハマチ無間地獄の時に使用していたケイタンジグですが、当初両端に塗っていたケイムライトはその部分へのアタックが多いために殆どきれいに剥げてしまいました
フロント部分へは新たに塗り直してみたのですが、その差でどれだけケイムライト部分へアタックが多かったかご理解頂けると思います

ロングジグの場合

効果が薄いと思われる鰤族へもバイトマーカーとしては十二分に機能していると言うことですね

他にもジグのサイド部分によくある白い部分(腹)、この部分に塗ってみるのも効果がありました
要は「塗れば塗るほど効果が出る」と思って全面にべた塗りしないことがコツのようです

 

現在、真鯛への対策として鯛カブラとインチクでの実験準備中です
ヌッシー予想では恐らく効果があると思うのですが…
結果はまたの機会に…

 

ヤリエ ケイムライト・マニキュアタイプ ヤリエ ケイムライト・マニキュアタイプ

一番ベーシックなブルー

 

 

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波長から言えば一番深くで目立つパープル

 

 

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何故か丹後地方で強いレッド
(ロングジグにはコレ塗ってます)

紫外線発光塗料「ケイムライト」ご存じですか?
人間の目で見ることは出来ないけれど魚には見える(昆虫にも見える)塗料です

ヤリエ ケイムライト・マニキュアタイプ
ヤリエ ケイムライト・マニキュアタイプ

人には見えないけど魚には見える不思議塗料


 

管釣りの分野ではボチボチ流行かけているようですがソルト、それもジギングの分野ではまだまだ知らない人も多いはず

しかし2007年7月に某エイト店長と某窪和久君と行ったつるぎでの鯛カブラ釣行ではあからさまにケイムラのスカートに好反応出ましたし一部ではかなりホットなネタになりつつあります
(ケイムラのスカート材料はカンジインターナショナルから発売中です)

対ジギング用としては実は昨年秋頃からヌッシーは実証実験中でして…
実はヌッシー的にはもうしばらくの間内緒にしておきたかったアイテムなのですが、ボチボチ広まり始めたのでこの辺りで今までの検証から得た印象と今後の検証方法を公開しようと考えた次第です

まだサンプリング数は少ないのですがハマチにはそれほどでも無いですがタチウオやサワラにはかなりの手応えを感じています

何よりサンプリング数が少ないのでまだ正確にこうだとは言えないのですが(最終的には魚に聞かないと判らんのですが…)、ハマチ等の「吸い込み系捕食」する魚はベイトの周囲の海水毎吸い込みますので捕食の最後の最後の部分では魚のいるエリアへのアタックとなり、視覚にそれほど頼ってはいないのではないかと

逆にタチウオやサワラ等の「噛みつき系捕食」の魚は、噛みつくためには最後の最後までベイトを視覚的にロックオンしておかなければヒットしないので視覚に頼る部分が大きいのではないか
なのでケイムライトが効く

そんな気がしています
(あくまで推論ですが)

もっともいかにケイムライトと言えども常に効くとも思えず…
人間に見えないとは言え魚に見えたからと言ってどないやねん?って言う意見もアリ
ブルー・ピンク・アカキン等と同じ単なるカラーバリエーションの一つである可能性もありますし、皆が使い始めたらスレることもあるでしょう

全面に塗るのが良いのか・バイトマーカー的に使うのが良いのか
天気の良い日が効くのか・闇夜でも効くのか…

これから検証しなければいけないことは山積みです

 

そもそも本当にケイムライトで差が付くのかどうかを立証しようと思ったら魚の活性の高い低いを省いて考える必要があるので、乗合船で同じ時に同じジグで塗ってあるものと塗ってない物を同時に投入する必要があります

が、ヌッシーは別段仕事でジギングしてる訳じゃ無いのでそこまで時間と費用を無駄にして検証するのは無理(笑)

まぁ今のところ乗合船で1人だけ闇雲に当たるって経験も何度かしてるので効果があるのは間違いないと思っているのですが…

 

他に検証可能な事は「バイトマーカーとして効くのか」って事

これは検証出来そうです
昨年鹿ノ瀬で1人だけタチウオ入れ食いだったときは写真のようにリアフック付近にバイトマーカー的に塗って使っていました
(タチウオジギングの時はリアフック1本がヌッシー流)

この時は殆どジグの真ん中よりも上を噛まれることもなく、必然的にジグをロストすることも無く…

ケイムライト考察1

と言うわけで次回のサワラ狙い用に同じようにバイトマーカー的にケイムライトを塗ったジグを2個用意しました
どちらも同じヒラジグラ80gオレンジゴールド
下地としてかなり厚めにウレタンコーティングしてあります(ケイムライトの上にはウレタン塗ってません)

1つめはフロントフックの位置、ジグのど真ん中に約1cmの幅でケイムライトを塗ったもの
2つめはリアフックの位置、ジグの後ろに同じく約1cmの幅でケイムライトを塗ったもの
色はブルーのケイムライトを使用(ブルーって言うのは紫外線当てたときにブルーに光るという意味で、塗った状態でブルーな訳ではありません)

ケイムライト考察2

これで釣れてくるサワラの掛かってる針に違いが出れば「バイトマーカーとしての効果」を証明出来るハズ
ただし釣れなきゃ証明出来ないのですけどね…(笑)

ちなみに前回の釣行時はジグの腹の白い部分全体にケイムライトを塗っておいたのですが、フロントフックに掛かる率が圧倒的に多かったです

さてさてどうなることか…
近々検証してきます!

 

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専用トップコートもあります
ケイムライトは剥がれやすいので気になる方はどうぞ

 


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あのラッキークラフトから既にこんなシリーズも出ています

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